糖尿病ってご存知ですか?
「成人病」あるいは「生活習慣病」の代表として、知らない方はいないと思います。
では、「1型糖尿病」「2型糖尿病」はどうでしょう?
いくつかある糖尿病の中の分類の呼び方です。
いわゆる「成人病である糖尿病」は「2型糖尿病」が圧倒的な割合を占めます。「インスリン非依存型糖尿病」と言ったりもします。
これに対して「1型糖尿病」の患者は子どもに多く「インスリン依存型糖尿病」あるいは「小児糖尿病」と言ったりもします。
ポイントは血糖をコントロールする(下げる)ホルモンであるインスリンを「自分で作ることができるか否か」。「2型糖尿病」の場合、発症後もかなりの長期間インスリンを自分で作ることができますが、「1型糖尿病」の場合は発症直後からインスリンを作ることができません。
このため「1型糖尿病」の患者は、インスリンを注射などの手段によって外から補ってやる必要が出てきます。
1型糖尿病は「自己免疫疾患」と言われていますが、発症のメカニズムはよくわかっていません。2型糖尿病が肥満や生活習慣が発症の引き金になるのとは、まったく異なる疾患です。
子どもの1型糖尿病は「小児慢性特定疾患」に指定されている疾患で、発症率は10万人に7人程度と珍しい部類に入る病気です。子どもたちは「少数派」として1日数回のインスリン注射や血糖の測定、そして「美味いもんばっかり食べてたりしたし糖尿になったんやろ」という大きな誤解というストレスの中で毎日の生活を送っています。
そんな子どもたちが年に1回集まって交流を深めたり、病気のことを学んだりする場が「小児糖尿病サマーキャンプ」です。
全国各地で行われていますが、石川県を中心とする北陸地方では昭和55年(1975年)から開催されていて、全国屈指の歴史を持つサマーキャンプとなっています。
M-projectは、北陸小児糖尿病サマーキャンプに際して、主に「記録係」としてお手伝いをさせていただいています。
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